気管支瑞息と逆流性食道炎の関連

気管支瑞息が逆流性食道炎と関連があることは意外と知られていません。

気管支端息と逆流性食道炎との関係は喘息を伴う逆流性食道炎において制酸剤を使用して逆流防止後に喘息が改善したことによって注目されるようになりました。

胸やけは逆流性食道炎の主症状ですが,喘息の患者さんの77%に胸やけがあり,またそれらの患者の約40%において胸やけ症状とともに咳やゼイゼイというような喘息症状が出現するとの報告があります。

さらに,食道内のpH(酸・アルカリの程度)を測定する方法を用いて調べると喘息患者の70 ~80%において胃酸の逆流があるとも報告されており,成人の42.5%に食道炎が存在するとの報告もあります。

このように胃酸逆流症と喘息との合併は,基本的には胃から食道へ逆流した酸が微量たりとも気管内へ吸入されることによって,喘息や咳などの呼吸器症状が誘発され生じます。

つまり,胃酸の逆流が原因となって気管を刺激し,結果的に喘息症状を誘発するわけです。

また逆流した酸が食道粘膜において迷走神経反射を生じ,その結果,迷走神経の興奮によって気道の収縮や気管内の分泌を増加させ,喘息症状を誘発している可能性があります。

したがって,喘息のなかには胃酸逆流症を改善することが治療となる例が含まれていることになります。

酸分泌抑制薬であるプ□トンポンプ阻害薬の服用によって喘息症状が改善されることがあります。このことが胃酸と気管支喘息の関連を強く疑わせます。

喘息の治療に用いられるテオフイリンやβ遮断薬(基本的に血管・気管支などを拡張させる)などは,胃からの逆流を防止している下部食道括約部圧を低下させることが考えられ,これらの薬剤の服用が逆流症を増悪させる可能性が高いです。

必ずではないと思いますが、大きなおなか周りの方は内圧が高くなりやすいはずですから逆流性食道炎が発症しやすいと思います。

テオフイリンにより逆流時間の増加や逆流症状の増悪を生じるとの報告はあります。

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